解体業者の選び方

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01建設業許可の保有、もしくは解体工事業登録をしている

解体業を行うには、建築業許可証を保有、もしくは解体工事業登録を行っている必要があります。
世の中には、これら許可・登録証を持たない違法な解体業者も存在しています。

そういった違法な解体業者に騙されないためにも、まずはこれらの許可・登録証を確認するようにしてください。
どちらを持っている解体業者が優れている、というわけではありませんので、どちらかでも確認ができればひとまず安心でしょう。

建設業許可の保有、もしくは解体工事業登録をしている

02解体工事の実績・施工事例が確認できる

実績の有無は、より高い技術を持っているかどうかの判断基準になります。
先に挙げた「建築業許可証を保有、もしくは解体工事業登録を行っているかどうか」は、あくまでも最低ラインで、実績を確認することで、その業者の技術力を確かめます。

また、業者の実績と依頼内容が一致していれば、より良いでしょう。
例えば、マンション解体を依頼したいのであれば、マンション解体の実績が豊富な業者に、アスベストなど特殊な解体を依頼したいならば、幅広い実績を持つ業者に、という具合です。

依頼したい内容の実績が豊富な業者に頼むことで、より安心して解体を任せることが可能です。

解体工事の実績・施工事例が確認できる

03費用について丁寧な説明がある

基本的に解体業では、見積書や契約書に沿った料金をご請求いたしますが、予期せぬ事態で追加料金が発生することも起こります。
そういった場合は、どういった理由で追加料金が発生するのか、これをきちんと説明してくれる業者を選びましょう。

残念ながら世の中には、料金を水増しして不当な請求をする業者が存在するため、水増しの危険性を避けるためです。

また、可能であれば見積もり時点で詳しい工程や料金などを説明してくれる業者を選ぶと、なお良いでしょう。

追加費用に対して事前説明がある

04契約書を発行してくれる

当たり前といえば当たり前ですが、契約書をきちんと発行してくれる業者を選ぶようにしてください。

契約書とは、これから行う業務内容や責任、料金などの取り決めを明確にするための手段であり、これを断る業者は何かしらの不法行為をしている可能性が高いからです。

また、契約書の内容も細部まで確認することが大切です。
そうでないと、思わぬトラブルが起こる可能性があるため、契約内容はしっかりと把握しておく必要があります。

契約書を発行してくれる

05事故・トラブル発生時の対処法が定められている

弊社を含めた多くの解体業者では、万が一のことがないよう万全を尽くした工事を心がけています。

しかし、作業をするのが人間である以上、どうしても事故やトラブルが起こる可能性はぬぐい切れません。
万が一に備えて、事故やトラブル時の対処法まで定めている業者を選ぶと安心ですよ。

事故・トラブル発生時の対処法が定められている

06損害賠償保険へ加入している

こちらは上記と少し被りますが、損害賠償保険に加入しているかどうかも確認しておくと、万が一のときに安心です。
解体工事は建物を「解体する」という特性上、どうしてもトラブルが起こりやすく、危険も多くなります。

例えば、以下のようなケースが考えられるでしょう。

  • ・改修工事中、活きてる電線を切断し近隣店舗等を停電させてしまった
  • ・歩道沿いの高層建物で窓際を内装解体中、窓を割り破片が歩行者又自動車に落下してしまった
  • ・火気を要する解体作業中、内装材に引火し火災事故を起こしてしまった

無用なトラブルに巻き込まれないためにも、損害賠償保険に加入している業者を選んだ方が無難です。

損害賠償保険へ加入している

07廃棄物処理法など法律を遵守している(マニフェストを発行している)

解体工事を行う際は、廃棄物処理法やリサイクル法などの法律に則り、適切な処理を行う必要があります。
特に最近では、産業廃棄物の委託処理における責任の明確化や不法投棄防止などを目的に、マニフェスト制度が設けられています。

こういった法律を守らない業者に当たってしまうと、後々トラブルに巻き込まれる可能性もあるため、事前に確認をしてください。

特に、最終処分場で廃棄物が処理されたことを示す「マニフェストE表」は写しがもらえるので、忘れずに確認しましょう。

廃棄物処理法など法律を遵守している(マニフェストを発行している)

08担当者の対応が誠実で好感が持てる

担当者が誠実で、好感が持てる人物を確認することは、意外に大切です。
人間である以上、依頼主と担当者には相性があり、相性がある以上性格的に合わない可能性が十分に考えられるからです。

事務的に黙々と作業をしてくれる業者を好むか、それともフレンドリーな業者を好むかは人によりますが、自分にとって「好感が持てる」業者に依頼した方が良いことは言うまでもないでしょう。

担当者の対応が誠実で好感が持てる