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テナントに工事は必須?目的やメリット・デメリットを解説

2023年03月30日

テナント利用を検討している物件に記載された「スケルトン工事」の単語があると、なぜなのか気になってしまう方も多いのではないでしょうか?
物件に関する具体的な知識がないと、スケルトン工事が必要かどうか判断するのも難しいかもしれません。

この記事では、スケルトン工事の基本や利点・デメリットを解説します。
工事について知りたい方の参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

テナントに工事は必須?目的やメリット・デメリットを解説

テナントにも使う!スケルトン工事の基本を解説

スケルトンとは、以下のような建物の設備をすべて外し、基礎だけの状態にする工事です。

・床
・天井
・配線
・給排水管

どのような目的で行われる工事なのか、費用相場はどのくらいなのか、それぞれ解説します。

目的は現状回復

テナント物件でスケルトンを行う目的は、原状回復のためです。
契約終了後、物件を借りた状態に戻すのが基本です。
物件として契約したテナントは、この原状回復を行わなければなりません。

スケルトン物件の反対が居抜き物件です。
内装・設備・備品などが、そのまま残してある状態の物件を指します。
この居抜き物件の場合、スケルトン工事は必要ありません。

費用の相場は業種で異なる

スケルトン工事の費用は、坪単価で3~5万円といわれるケースが多いです。
しかし、飲食店・美容院など、撤去する設備が多いと産業廃棄物処理の分別などに時間がかかります。
作業が多いほど、費用は高くなる傾向にあります。

物件によっては、管理会社やオーナーの希望、営業時間の都合で夜間しか工事ができないケースもあるでしょう。
その場合、割増賃金の支払いによって人件費が高くなりがちです。

費用削減のため、料金が安い業者を探す方も少なくありません。
しかし、安い分工事が雑になるケースも多いので、契約の際には十分注意しましょう。

内装工事との違いは工事範囲

スケルトン工事と似た工事に、内装工事があります。
実は内装工事もスケルトン工事の1つだと、あなたは知っていましたか?
内装工事とスケルトン工事の違いは、範囲です。

スケルトン工事は建物を骨組みだけの状態にする工事です。
一方の内装工事は、内装や設備すべてを取り壊すわけではありません。
必要に応じて、一部の壁や天井、設備などの取り外しを行います。

物件によってどこまで工事が必要か変わりますので、あらかじめ確認しておきましょう。

テナントで物件を選ぶ3つのメリット

テナントで物件を選ぶと3つの利点があります。

1.デザインの自由度が高い
2.設備トラブルが起こりにくい
3.業種に合わせた環境が作れる

各利点の詳細を解説するので、現在テナントで開業を考えている方はぜひご覧ください。

①デザインの自由度が高い

物件は骨組みだけの状態ですので、何もないところからデザインでき、自由度の高い利点があります。
理想通りにデザインできるため、店内の構造や壁紙など細部までこだわった店舗づくりができるでしょう。

②設備トラブルが起こりにくい

物件は設備も自分で搬入するため、経年劣化した設備が原因で起こるトラブルを避けられます。
居抜き物件の場合、もともとあった設備を使わなければならないため、劣化が原因となるトラブルも少なくありません。

物件を選び新しく機能性が高い設備を入れれば、光熱費・人件費の削減、働きやすさ改革効果も期待できるでしょう。

③業種に合わせた環境が作れる

業種によって快適な環境は異なります。
居抜き物件を選ぶともともとの構造や設備が、業種によっては使いにくく感じるケースも珍しくはありません。

物件は業種に合わせてデザイン、設備選びができます。
専門業種ならではの設備も設置できるため、テナントにおける使いにくさを軽減できるでしょう。

環境づくりは客足の増加、従業員の働きやすさにもつながる大切な要素です。
必要に応じ物件を選び、快適な働きやすい空間づくりをしてはいかがでしょうか?

テナントでスケルトン工事物件を選ぶ3つのデメリット

テナントで物件を選ぶと、次のような難点もあります。

1.初期費用が高い
2.設備に費用がかかる
3.工事期間が長い

それぞれ見ていきましょう。

①初期費用が高い

スケルトン工事物件は天井や壁・配線・設備など、何もない状態から工事を始めるため、初期費用がかかります。
必要なものを揃えるだけでなく、古い建物は老朽化防止の補修が必要なケースも珍しくないため気をつけましょう。

②設備に費用がかかる

物件は設備が何もない状態ですので、設備を一から揃えなくてはなりません。
必要な設備は業種によって異なりますが、揃えるものの多さに比例して費用も高くなるでしょう。

③工事期間が長い

スケルトン物件は工事内容が多岐にわたるため、比例して工事期間も長くなります。
建物の構造が複雑であったり、搬入する設備が多かったりすると、それに応じて期間は延びやすいです。

テナントのスケルトン工事で失敗しないためにできること

スケルトン工事で失敗しないためのポイントを、ここでは2つ紹介します。

・工事内容は貸主と確認する
・業者は比較して選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

工事内容は貸主と確認する

原状回復が基本ではあるものの、物件によって工事が必要な範囲は変わります。
どこを工事するか事前に貸主に確認すれば、認識の違いからくるトラブルが避けやすくなるでしょう。
不要な工事を避けられれば、費用削減にもつなげられます。

貸主、借主、解体業者で内容の認識にずれがあると、後々トラブルを招きかねません。
確認は丁寧に行いましょう。

業者は比較して選ぶ

スケルトン工事を依頼する業者は比較して選びましょう。
次のような点が比較のポイントです。

・スケルトン工事の実績があるか
・建築許可や産業収集運搬の許可があるか
・見積書が分かりやすいか
・工事内容の説明があるか
・サービス内容の充実度

また、業者によって工事費用は異なります。
複数の業者から見積りをとり、比較・検討するとよいでしょう。

まとめ

スケルトン物件は自由度の高さ・業者に合わせた働きやすい環境づくりに適している利点と、費用面に関する難点がある物件です。
物件と居抜き物件のどちらが合っているかは、何を優先するかで変わるでしょう。

少しでも安く工事をすませたい方は、業者選びをじっくり行いましょう。
見積りをとる・内容を比較するなどの準備は、時間をかけ慎重に行ってください。

有限会社一生興業はスケルトン工事の実績を多数有している企業です。
トラブルにつながりやすい解体工事だからこそ、丁寧な作業を心がけています。
電話・メールでの問い合わせが可能ですので、以下からお気軽にご相談ください。